【完全版】学生起業をするまでのロードマップ

起業

みなさんこんにちは! 現在、東京大学工学部に在籍している、さとうじょうゆです!

この記事では「学生起業の方法」を何処よりもわかりやすく、丁寧に、知識のない方にも全く問題のないように説明します

僕は東大に入って起業に興味が湧き、現在に至るまでたくさんの情報を集めてきました

この記事の情報源
  • 東大松尾研インキュベーションチームの方(これまでに学生起業を山ほど支援)と1対1で相談させていただいた際に得た情報
  • 現在、複数会社の社外取締役及び顧問をしている方と1対1で相談させていただいた際に得た情報
  • 現在、資本金が約5,600万円の株式会社を運営している東大工学部の先輩と1対1で相談させていただいた際に得た情報
  • 現在、B2でありながらAIソリューション事業で株式会社を作り成功している東大生と1対1で相談させていただいた際に得た情報
  • 所属している起業コミュニティで勉強して得た情報
  • 私さとうじょうゆが起業を目指す中でインターネットなどから得た情報
さとじょくん
さとじょくん

このように、この記事で紹介することの信憑性はかなり高いから安心してね!

↑ちなみに僕が読んだ起業関連の本の中で一番印象に残っているのがこれです

また、学生起業を目指している方のよくある疑問

  • 資金はどれくらい必要?
  • 仲間はどうやって探す?
  • そもそも何をやればいいの?
  • 経験ないけど大丈夫?
  • プロダクトを作るのは危険?

これらの疑問も「全部」この記事で解決します

この記事を参考に、学生起業を目指すことが可能です!

あくまでこの記事で紹介するロードマップは学生起業までの一例です

もちろん他の方法で成功している方もたくさんいらっしゃいます

この記事を参考に自分だけの成功ロードマップを見つけてください!

さとじょくん
さとじょくん

それでは行ってみよう!

【STEP0】インターンなどで経験を積もう

まず初めに、株式会社を作って、代表取締役社長を名乗りたいだけなら30万円ほどあれば誰でもなれます

さとじょくん
さとじょくん

簡単に言うと、登記申請をして2ヶ月ぐらい待つだけ!

ただ、株式会社を作って、案件を取って、しっかりとお金を稼いで、周りの競合から差をつけて成功するとなると、当たり前ですが、自分の会社だけの強み、特徴がないと厳しい戦いになるでしょう

自分の会社の強み、特徴というのは、言い換えれば自分の強み、特徴になります

トップに立つ人がその会社の方針を前に立って決めていくのでこれは考えてみれば当然でしょう

事業は、”フロント”と”デリバリー”からなる

突然ですが、事業というのは基本的には次の二つの要素で構成されています

フロント:企業や個人とやりとりをして、顧客のニーズを把握し、案件を獲得したり売れるコンテンツとは何かを探す (いわゆる”営業“など)

デリバリー:実際に技術を活用して案件をこなしたり、コンテンツを作成したりして、顧客に仕事を届ける (いわゆる”エンジニア“など)

そして、この二つの要素のうちどちらもできない社長というのはただの無能になる可能性が高いです

というのも、どちらもできない社長は自分の会社がどう進むべきが自分の肌感で考えることができず、一緒に働いている人の感覚任せになってしまうからです

また、相当人望がないとそんな社長についてくる人もいないでしょうからね

さとじょくん
さとじょくん

まずは、フロントかデリバリーのどちらかを自分の強みにしようということ!

強みを作るには? ⇒ 採用インターン・ベンチャー企業でのインターン

フロント、デリバリーを自分の強みにする一番手っ取り早い方法は、インターンをすることです

実際のビジネスの現場に立つことでしかわからないことを学ぶことができ、圧倒的スピードで成長することができます!

ここで、おすすめのインターン先を紹介します

おすすめインターン
  • 採用インターン(サイバーエージェントやリクルートなど)
  • 学生が社長を務めているベンチャー企業

採用長期インターンは、企業さんが我々を使える人材にしようと本気で育成してくれるため、圧倒的スピードで成長することができます

学生が社長を務めている企業では、実際に学生起業とは何かを間近で見れるため、起業した後の想像がしやすくなります

私が知っている限りでは、学生起業で成功している人は全員インターン経験者です

というか、そもそも志の高い人はインターンをしている人が多いという印象ですね

さとじょくん
さとじょくん

実際の現場を見ることで、自分が会社を立ち上げた時の立ち回りをどうすればいいか想像しやすくなるよ!

必ずしもインターンをする必要はない

こんな見出しをつけましたが、インターンは今後のためにもするに越したことはありませんし、私が話を聞かせていただいた方々は、みなさんインターンをすることをお勧めしていました

ただ、もちろんインターンは学生起業の必要条件ではありません!

初めから起業して、失敗しまくって、そこから学んで、成長していく、そんな方法ももちろんあるのです

ただ、やるべきことがわからずに右往左往する時間を作らない、営業に行ったりした際にその企業の方に怒られてもめげないメンタルを持っていることが必要ですね。

【STEP1】リスクの小さいことから早速始めよう

さて、何においても行動しなければ何も始まりません

早速何か始めましょう!

とは言っても、

こまったさん
こまったさん

よし、早速私の事業計画書を見せるために銀行に行くぞー!

とはならないでくださいね

社会人でもなければ実績も何もない学生に信頼なんかありません

さとじょくん
さとじょくん

リスクの小さいことからスモールステップで始めるのが起業の掟!

学生でもできるはじめの一歩 ⇒ 受託・無形商品・アフィリエイト

学生が起業のはじめの一歩にできる、リスクの少ないお金の稼ぎ方としては、以下のようなものがあります

受託:企業や個人からお仕事の案件をもらってお金を稼ぐ

無形商材:アプリや文章、自分の技術といった形のないものを商品として売り出す

アフィリエイト:自分のサイトやブログに広告を貼って収益を発生させる

さとじょくん
さとじょくん

この中で、今後成功して大きな会社を作りたいと思っている人は、受託に挑戦してみよう!

というのも、無形商品では大きな予算をかけないと最初から成功するのは難しく、アフィリエイトは学生でもお金を稼ぎやすいですが、それを会社として発展させるのは大変だからです

もちろんこの段階からこれ以外のこと、例えばプロダクト作りに挑戦しても構いません(ニーズがあることが確実なら)

受託が成功への第一歩

受託は、【STEP3】仲間を探そう で詳しく書きますが、予算のかからないお仕事を自分にできるかできないかで判断せずどんどん探してしまって大丈夫です

さとじょくん
さとじょくん

この理由は後で解説!

近年では、クラウドワークスなどといったクラウドソーシングで案件を獲得することも可能です

ただ、これから会社を大きくして成功したいという方は、実際に企業にアポを取り大きい案件を獲得しなければいけません

営業する企業リストを作り、企業に送るメールの文面を考え、アポが取れたらプレゼンをするための営業資料を作る、、、と、ビジネスの基本は営業ということが想像しただけでわかりますね

さとじょくん
さとじょくん

200社営業してやっと1つの案件がもらえるぐらいだと考えておこう!

【STEP2】個人事業主になろう

さて、【STEP1】で早速事業を始めました

ここで、個人事業主になってしまいましょう!

株式会社を作るのに大体2,3ヶ月と30万円くらいが必要なのに対して、個人事業主なら大体1日と0円くらいで済みます!

いきなり株式会社を立ち上げるパターンも私が見ている限り少なくないですが、個人事業主から始めて、事業が安定してから株式会社にするというパターンが多いです

株式会社個人事業主
かかる費用
かかる期間
社会的信用
さとじょくん
さとじょくん

個人事業主になるための費用は必要ない!

【STEP3】仲間を探そう

さて、会社を大きくするには一緒に仕事をする仲間を増やさなければいけません

というわけで、一緒にビジネスをやっていく仲間を探しましょう!(仲間に仕事をやってもらうことと、外注はもちろん違います)

こまったさん
こまったさん

いやどこで探せばいいの?どうやって勧誘すればいいの?

といっても、このような疑問を持つ人が多いと思うので、ここから詳しく説明します

どこで仲間を探す? ⇒ 自分の探す人材がいそうなコミュニティ or SNSの活用

仲間を探すといっても、どういうところで探せばいいのでしょうか?

例えば、次のようなコミュニティは仲間を探すのに適したところと言えるでしょう

仲間がいそうな場所の例
  • クラス
    同じ学科なら、自分と同じ志を持つ学生が多いのでは?
  • サークル
    プログラミングサークルやAIサークルといった、技術を持った人が多いサークルは人材の宝庫
  • 起業コミュニティ
    言わずもがな起業に対する志が高い人が集まる
  • 同じ会社のインターン生
    長期インターンをしている学生はすでにビジネスに対する素養が身についている

これ以外にも、世の中にはいろいろなコミュニティがありますので、自分が探す人材がいそうなコミュニティに積極的に入ってください!

また、SNSを使って仲間を探すこともできます!

SNSで自分が探している条件に合う人を探して積極的にDMを送ってみましょう

もしかしたら、あなたに協力してくれるかもしれません!

どうやって仲間を勧誘する? ⇒ 熱意・事業内容・案件

【STEP1】で受託は、自分の技術力にとらわれずに案件を探そうと書きましたが、これは自分の周りの人にやって貰えばいいからです

仮に案件をもらってそれを引き受けてくれる人がいなかったとしてもただ企業の方に怒られるだけなので安心してくださいね

さとじょくん
さとじょくん

契約条件にさえ気を付けておけば、学生が運営する個人事業主に元々信用はないも同然だから何もリスクはないといっても過言ではない!

という話は置いておいて、仲間を勧誘する際は次の3つを使いこなしましょう!

仲間を勧誘するための道具
  • 熱意
    熱意がない人のところに人はついていきません。あなたが相応の想いを相手に伝えればきっとその人もわかってくれるでしょう。
  • 事業内容
    あなたがどんなことをやろうとしているのかがわからなければ相手はあなたを信用できません。この事業ならいけるなと相手に思わせることが重要です。
  • 案件
    「この案件をできるかたはいませんか?」というふうに呼びかけてみましょう。技術を持った人は基本的に社会に貢献したいと考えているものです。
さとじょくん
さとじょくん

ほとんどの技術を持った人は自分の技術を世の中に還元したいと感じているから積極的に誘ってみよう!

また、案件をもとに人を募れば必要な技術スタックもわかりやすいため、”やってみたらやっぱできなかった、、、”ということを減らすことができます

【STEP4】顧客にどんどんデリバリーしよう

さて、ここまでの段階で準備は整いました!

ここまで来たらあとはどんどん案件を取って仕事をこなしましょう!(もちろん、初めは案件自体全然取れないと思いますが、、、)

というわけで、この章では仕事を成功させるためにやっておいた方がいいことを紹介します

本をたくさん読んで教養を身につける

自ら事業を行う上で、経済学や経営学など知っておいた方がいいことは無限にあります

先人の考え方や経験を簡単に学べるのが本なんです

さとじょくん
さとじょくん

読まない手はない!

本をいっぱい読みましょう!

ちなみに、僕がお勧めしているのが、オーディオブックです

無駄な移動時間や、隙間時間、他の作業をしている時でもオーディオブックなら本を読む(というか聴く)ことができます

さとじょくん
さとじょくん

僕は、通学時間が往復で2時間ぐらいあるから3倍速とかで聞けば1日1冊ペースで読めるよ!

受託はRPGと一緒 tierの低い企業から攻める

これはみなさん直感的にわかっていると思いますが、受託においていきなり大手企業を攻めるのは普通に無理です

なので最初はその業界においてtierの低い企業さんを狙い、その実績を提げて少し高いtierの企業さんの案件を取りにいくというRPGのような感じでやっていくのがいいでしょう

さとじょくん
さとじょくん

実績があればそれを信用して仕事をくれる可能性が高くなるからね!

【STEP5】株式会社にしよう

株式会社を設立するには、前にも書いた通り、約30万円と2,3ヶ月の期間が必要になってきます

ただし、個人事業主と比べて社会的信用があるのでできる事業も増えてきます

というわけで、ここまでで自分がやってきた事業が安定してきて、会社として使えるお金が貯まってきたら、個人事業主から株式会社にレベルアップしましょう!

こまったさん
こまったさん

資本金は大体何円くらいにすればいいの?

資本金、最初は何円?

私が見聞きした限りでは、100万円を資本金にして株式会社を始めるケースが一番多いようです!

ただし、株式会社は資本金0円からでも始められます

半年ぐらい会社を運用するのに必要な金額があれば十分だといったりしますが、資本金がそのまま信用度合いになるため結局は多いに越したことはありません

せっかく個人事業主から始めて安定するまで頑張ったのですから、後で後悔しない選択をしましょう!

さとじょくん
さとじょくん

代表取締役社長。なんかかっこいいな。。。

【STEP6】ニーズを見つけて更なる挑戦をしよう

株式会社になって社会的信用も増し、ある程度の実績もできてくると銀行やVCがお金を投資したり融資したりしてくれる可能性も高まります!

つまり、先ほども書いた通り、できることがかなり増えます!

さとじょくん
さとじょくん

ただし、お金をもらったり貸してもらったりしている以上、以前よりは覚悟と責任をしっかり持つことが必要になる。

多少のリスクを冒すということ

さて、先ほどは受託や無形商品、アフィリエイトといったリスクがかなり小さいものをはじめの一歩としてお勧めしました(もちろん初めからプロダクトを作っても構いません)

できることが増えた今、顧客のニーズを探った上である程度のリスクを冒してプロダクト作りにも挑戦してみましょう!

ただし、リスクを冒すとはいってもそのリスクは最小限にしておく必要があります

リスクを最小限にする
  • 顧客の需要調査
    アンケートやプロトタイプの制作などといった、その商品に本当に需要があるかどうかを調査するためのことは徹底的にしましょう
  • 適正価格調査
    需要調査と兼ねてその商品にはどのくらいの価格を設定するのが適切かを決めましょう(これは受託業を行うときにも重要なことです)
    かかる時間、技術力、相手の立場など総合的な視点が必要です

ニーズがあることがわかれば、VCや銀行もこちらに投資や融資をしやすくなります

ここまできたら、VCや銀行にも積極的にアポをとりましょう!

【Q&A】学生起業の仕方に関するよくある疑問まとめ

ここでは、記事の本編に書いていること以外で私が感じていた疑問を一番初めに挙げた方々に聞いた際の回答をまとめてみます

Q
増資って何?
A

資本金を後から増やすことです。自己資金での増資はあまりいいことがないです。なので基本的には投資による増資になります。

Q
競合と差別化を図る方法は?
A

大学生ならではの事業とかは差別化しやすそうです。あとは、地域や顧客層を限定したりするといいかもしれません。

Q
登記申請中でも営業はしていいの?
A

後々面倒臭いことは起きる可能性がありますが、全然しても大丈夫です。むしろ遅れを取らないためにするべきです。

Q
学生起業、何年生でやる人が多い?
A

2年生とかですかね。当たり前ですが人それぞれなので、あまり気にする必要はないです。ただし、早ければ早いほどいいですね。

学生だからこそ起業に挑戦しよう!

学生は、人生で一番自由にできる時間が長いです!

今が色々なことに挑戦できる最後のチャンスなのでこのチャンスを逃さないようにしましょう!

起業をすると、

  • お金持ちになれる
  • 成長できる
  • 尊敬される
  • モテる
  • 社会に大きく貢献できる
  • 世界が広がる

とさまざまないいことがあります

ぜひ起業に挑戦してみましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました